大也君とお庭をお散歩してリハ室を覗くと大也君が言いました。今日は圭先生いないな。いつもリハ室の前を通るとき圭先生がいないか確認してくれます。リハビリはリハ室で構わないと伝えると、リハ室の中に入って車椅子の調整を始めました。しばらくして圭先生が通りかかりました。圭先生もmizutamaに気づいたようで、こちらに近寄って来てくれました。そこで、以前から気になっていたことを聞いてみました。指輪は見つかりましたか？と。昨年リハビリ入院したときに、婚約したばかりだけど指輪を失くしてしまったと言っていたのが気になっていたからです。
mizutamaは直ぐに買い直して失くしたことなどなかったようにしれっと振る舞いなさい。と、アドバイスしておきました。そしたら、でもなぁ指輪の裏に石が入ってて１つのものを分けて片方は彼女の指輪の裏にあるからなぁ。それに、お金もないし。としぶり始めました。
ダメだこりゃ。落とし物の届けは出しているから。と人の善意を信じている彼に他人は自分が思うほど人の幸せを望んでいるわけではない。とは言えなかった。最近の子は打たれ弱いときくし。。
そしたら、彼から意外な言葉が返ってきました。指輪は見つかりましたか？というmizutamaの質問に、また買い直しました。と答えました。なんでも、彼女の指輪は裏の石だけ変えることができたみたいです。よかったねー。私の考える中でパーフェクトの回答よ。
